だいぼタイトル1
「DaiboMap(だいぼまっぷ)」とは

 衛星データをベースにして、古い航空写真や絵図も、みんなまとめて標高と位置情報を持つ3次元のデータにし、串刺しにしてしまおうというものです。
 だから伊能忠敬の「大日本沿海輿地図」も、明治時代の「迅速図」も、終戦直後の米軍による航空写真も、遺跡発掘の調査地図も、みんな緯度経度を持つデータになり、立体的な3Dの表示ができるようになります。

 古い地形や古代の景観を考えるとき、平面の図や画像だけではもどかしいものです。それが3次元になったら、「視界」が変わるといっていいでしょう。さらに標高データ(DEM)や地表面データ(DSM)ばかりか、地表からの近赤外線、熱赤外線、合成開口レーダーによる観測データまでも串刺しのように重ねて3次元表示できたなら、それこそ考え方の「視野」までも変わるはずです。

「DaiboMap」は、そんなコンセプトのもとに生まれました。もっとわかりやすい説明は、Movieでごらんください。画像をクリックすると「DaiboMap」 のMovieになります。
(Mobileの場合は、
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だいぼ説明1

 「DaiboMap」のネーミング
 日本の各地には、「ダイダラボッチ」あるいは「デーダラボッチ」の伝説があります。巨大な妖怪で、ダイダラボッチが歩いた跡が湖になったとか、ひと休みするため岩と土を積み上げて腰をおろしたところが山になったとか、さまざまです。ただ、いずれの伝説も、地震や地盤沈下など、土地に固有の地殻変動と関連しているようです。古代の人びとは、人間には抗えない自然界の力を、ダイダラボッチ伝説として伝えてきたのでしょう。

 民俗学者の柳田國男は、そのダイダラボッチを「大太郎法師」と表記しています。「一寸法師」の対義語として捉えていたようで、なるほどと思います。
 人びとが抗えない自然界の力を、「大太郎法師」やダイダラボッチの話に置きかえていた大昔の人びとの感覚は、現代人の視点からも納得できるのではないでしょうか。
 地上の景観を考えるためのデータ「DaiboMap」は、そういう「ダイダラボッチ」の名前をひとひねりしたものです。